経済の話。

 変わり者のわたし、グラックがお届けする記事ですから、今回のテーマも簡単に、そしてひょっとしたら真髄にせまること、を書いていきますよ。

 経済というと、

 大学の教授とか経済学者とか証券関係者とか政治家が関係するもので、勉強しないとわからないし、難しいんだよ。ま、自分にはよくわからないけど、不況対策とか国が考えてくれてさ、良くしてもらえれば良いんでないかい?

 なあんて、思ってないですか?

 本当は、そうじゃないんです。

 簡単なんです。とっても。

 いつものように結論、要点をズバッと書きます。

 ・日本にはたくさんお金がある
 ・日本は、たくさんあるお金が動いてないから不況
 ・日本の不況というのは貧しいことではない
 ・眠っているお金が動くようになれば、日本はとてつもない富の国に

 
 はい。
 これが全て。

 子供の時期からこのことを、とくに1つ目のことと、最後のことをよおく教えてあげることが、とお~っても、とお~っても大事。

 だって子供たちはこれからお金を動かしていくことを考えて実行していく世代だし、脳に対して行われたマイナスの刷り込みがまだ少ないから。 
 
 それともちろん、わたしたち大人もこの結論から考え方を一新するのが何より!

 では、上の4つの結論をひとつずつ詳しく見ていきますか。

 まずね、

 「日本にはたくさんお金がある」。

 これはもっとも根底にある大原則と言っても良い大事な事実。たくさんってどれくらい?って思うでしょう?国家予算が100兆円超えてるくらいだから、まあそれよりちょっと多いくらい?

 いえいえ。

 1500兆円弱くらいです。

 日本だけにですよ。

 ものすごくないですか?この金額。

 実際に日本の人が持っているお金の預貯金含めての総額です。日本の人口が1億2千万人強くらいですから単純に1人当たり1250万円です。4人家族で5千万円のお金があるということです。国民一人当たりの借金がなんて言ってる場合じゃないですよ。5千万円ですから、3千万円で家やマンション買っても、残り2千万円の貯蓄ということですよね。全ての人が漏れなくこの状態ということですから、このお金の量がどれだけ凄いかは何となくお分かりかとおもいます。

 そして次の

 「お金が動いていないから不況」。

 ここもシンプルに知っておくのが良いです。お金が動くというのは、お金が使われるということです。使われているお金と、使われていないお金があります。オンライン決済など紙幣や貨幣を使わないお金の動きもあるのですが、まだまだ少ないのでそこはおいといて、この世の中に流通しているお金(紙幣と硬貨ね)の量でだいたい使われているお金の量がわかります。

 この流通し使われているお金がだいたい120兆円に届かないくらい。日本がもっているお金の10分の1にも満たない金額しが動いていないんです。この状態をいわゆる不況と言っているわけ。

 だけど、ここで考えてみましょう!
 
 10分の1にも満たない金額で、今のこの状況。この生活ができちゃってるわけ。

 貧しいですか?

 食べるものがなくて飢える人はほぼいない、着る服がなくて凍える人もほぼいない。それどころか、毎年季節毎に新しいデザイン、快適な機能の衣類を沢山の選択肢から選び購入し、数年おきに常に進化する高度な技術で作られた高性能、快適な車に乗り換え、2、3年おきに一昔前まで考えられなかったテレビ電話機能やハイビジョン以上の画質でどこでも映画をみることができる機能を持ったスマートフォンの新機種を買うことができる。

 こんな恵まれた状況が、日本のお金の10分の1の金額で実現できてるんです。

 専門家と言われる方がしきりに、日本の経済が破綻する、などと煽るのは、この現実をどこに置き去りにしてるんでございましょう?

 ということで、お金が動いていないから不況と呼ぶのは100歩譲って「合ってる」としても、その少ししか動いていないお金の中で今のこれだけの生活ができるんだから、決して貧しいことではない。むしろ、すごく良くやってる私たちは。

 このことが、

 3つ目の

 「日本の不況というのは貧しいことではない」

 ってこと。

 そこでこのお金が動いたら? ってとこの話になります。

 それが4つ目の

 「眠っているお金が動くようになれば、日本はとてつもない富の国に」

 のところ。 

 お金が動くということの究極形は、日本にある1500兆円が全て動いている状態。あとはどれくらいのスピードでこのお金が動くか。例えば、1年間でこのお金が全て動くとしましょう。それは先ほどの家族4人で5千万円の収入が1年間であり、同時に5千万円の支出を1年間で行うということ。

 これって、とんでもないことじゃないですか!

 家だって1年間の収入で建てちゃえるんだし、そうなるとどうやって使いきりましょう?って話になってきます。
 
 なのでこのレベルの額を個人で使うには、次の段階に進む必要があるわけです。つまり、ものすごい機能、質のもの、サービスを買えるお金があるわけですからそういうことにお金を使う。 今現在でも市場で買えるもの、サービスで、たくさん収入ある方はそうしてるんですよ。まだまだ少数だけど。高級車とか、高級ブランドの服や鞄、靴、ホテル、旅行とかでね。
 でもみんながその「次の段階」にいくためには、少数のものだけでなく大量に溢れているもの、サービス全てが、ものすごい機能、質を持つことが求められます。
 そこで、そういうすごいものを作る技術を開発するために企業や会社が個人以上にお金を使い研究したり、ものを作る設備を整えたり、サービスの質を上げる社員教育をしたりするわけです。
 個人のレベルで仕事をみても、さきほどの金額を1人で使いきるのも難しいように、今までと同じ感覚で1時間いくらで働いてたらこれまたそんな金額のお金は入ってきません。そもそも1日24時間以上ないですからね。

 このように今までの感覚を変えていくと、使いきれないくらいの金額というのは、より機能や質の高いもの、サービスだとかに向けられるようになります。そして、その分野で需要が高まるとそこに雇用が生まれるわけです。その雇用も、今の雇用とは質がことなります。求められる質やサービスのレベルが高いわけですから、より高い次元の雇用形態です。だからそれに対する給料も高額となります。

 また、公共事業の分野でも社会資本(道路や鉄道、エネルギー関連など)のレベルが格段に上がるわけですから、日本国土の端っこまでいつでも、すぐに快適に移動できるようになり、旅行ひとつにしても、移動を早くすませ、現地滞在を楽しむスタイルから、移動自体を楽しむのんびりスタイルまで、幅広い要求に対応できるようになる。そして災害にビクビクしなくても良い住環境で、クリーンかつ膨大なエネルギーを常にあらゆるところで使えるようになる。

 このようにして、社会全体の意識、機能、質、が高まっていきます。

 日本は、これだけの可能性を持っているということです。

 そもそも、大部分は眠っているとはいえ、この1500兆円というお金も自然に増えたわけじゃなくて、モノを作った、作業をした、サービスを施した、などの何かの対価としてここまで増えたわけですから。この全てのお金を使って良いよっていう権利が私たちにあるんですよ。

 今の状況に感謝するのはとっても良いこと、必要なことです。また、これまで質素倹約が美徳のように捉えられてきたのもわかります。ただ、さらに上を目指して向上することが人間にとって本来とっても楽しいことであり、経済というのも常に向上していくのを本来の成長の姿としています。

 だから、みんな良い欲をたくさんもって、楽しむことが大事。

 それがお金を動かしていく「原動力」

 なんです。
 
 無理することはなくて、自分の持ってるお金の範囲でしっかり使っていきましょうって話。お金をたくさん持ってる人ははたくさん使って、あまり持ってない人は、そのお金で良い欲を実現できるよう知恵を絞ることを楽しみながら。

 ちなみに現在、紙幣や硬貨として流通している量は120兆円にも満たないところですが、これはお金が動いてくるようになったら当然足りなくなるわけで、そのときは日銀さんが足りない分を追加して発行してくれるので大丈夫ですよ。それが富の国への第一歩ですから。

 余談ですが、日本の大量のお金が動くと、実は内需、つまり国内だけの経済の廻りでこの富の国がやっていけちゃうんです。外貨などの外国為替とか必要ないってことになります。日本だけでみたらね。
 ま、外国からみると、こんな豊かな国のお金というのはとんでもなく価値がありますから、「円が欲しい」ってことで買いが増えてくるので、実際は経済を国内だけで回すなんてことは、できないですけどね。外国の方と仲良くやっていくためには。

 
 さ、いかがでした?

 経済って難しそうに聞こえるけど、紐解いたら単純でしかも色々な可能性が見えてきて希望と期待が無限大に膨らむとっても楽しいものでしょ?

 今回の記事には長くなりすぎるので書けませんが、こんな素敵な道具、「お金」ですから、それに対する私たちの考え方で、例の「引き寄せの法則」の脳と密接に関連して、私たちの手元に川の流れのように流れ込んでくるかどうかも決まるんですよ。
 そこんとこは、別の記事で投稿いたしますね。ご期待を!

 
 ではでは、今後は、巷の難しそうな経済の言葉を耳にしたら、今回の記事内容を思い出してほくそ笑みながらコーヒーでも満喫してください。

 「大丈夫だって。日本はこれから凄いことになるから。」

ってね。 

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