こんにちわ!
ちょっと変わってないと気が済まないグラックです。
さ、本日のテーマ、
「気が済むか、済まないか」
きっと、大概の人は、これで行動を決めています。
全部とはいわないですよ。
大体の人は、ってことね。
人の行動って、全てに確固たる根拠だとか論理だとかが裏付けされてるなんてことは、まずありません。
大体こうです。
「なんでそんなことしたんだ!」
「だって私の気が済まないから!」
こういう風に客観的にみると、そんな小さなことかって思えます。
でもこれが、実際。
そして、その「気が済まない」ってことに、もともと重要な理由は、まずない。
むしろ、あとから理由をこじつけていくことの方が多い。
人は成長するなかで知識とか知恵を得て、気が済まないことに対して、もっともらしい理由や言い訳を考え出すってことね。
「○✕△□÷√☆、だから私はあの人を許せないのっ!」
みたいな。
そして、これを繰り返しているうちに、本当に確立されていくのね。
気が済まない、根拠が。
でもスタートが本来何もないところから漠然と生まれたものだから、本当は大したことではないんですよね。
その大したことではないことが、意志決定の中核を担っているという事実。
これを理解しているとですね、寛容になれます。
他人の行動に。
何でそんな変なことするんだ?って腹立てたって、本人はそんな大した理由なんてないんだから、それに対して目くじら立てることはないんですよ。
さらっと、
「あの人はああじゃないと気が済まないんだよ」
で終わり。
でも、逆はちょっと気を遣った方が良い。
相手が気が済まないって思ってることを、こちらが否定したり正したりすると、相手は著しく不快に感じるからです。
この時ばかりは、相手の「気が済まない」の根拠がないってことは、まかり通らないんです。
なぜなら、はじめの方に書いたとおり、もともと大したことではないことが、その人にとっては確立された根拠として重大な意識になってる可能性があるから。
ニュースで見聞きする揉め事、トラブルは、ほとんどこの対応をミスってるために起きている、と言っても過言ではありません。
一般的に考えて当たり前なことでも相手にとってはそうじゃない。
気が済まない内容ってのは10人億色。
10人で10の内容では足りないくらい数多く存在するんです。
だから、私が、あなたが理解できない「気が済まない」内容が星の数ほどあるのが、自然な姿。
こう書いてくると、ちょっと面倒に感じてくるけど、逆手に利用することもできるんですよ。
それは相手の何てことない「気が済まない」をいち早く察知して、「気が済む」対応をしてあげること。
すると相手は、とっても心地好く感じるんです。
痒いところに手が届く対応をしてくれたわけだから一目置かれることだってある。
これって、世の色々なサービスの原点なんです。
まさに。
一見どうでも良いことを相手の立場で対応して良い気分にさせてあげる。
成功しているサービス業の常套手段です。
いや製造業でもそうだし、人が関係するものは全てそうかもしれません。
つまり、これが仕事となるくらい影響力のあることだってこと。
気が済むか、済まないか。
人間って面白い生き物ですね。
今日の話聞いたら、些細なことも意識しないのは気が済まなくなってきたでしょう?(笑)